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芝生の歴史

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乾燥しているため木が育たないアジア大陸やアフリカ大陸の内陸部のような自然の草原は、
日本にはほとんどありません。
日本の気候は、温たたかく雨が多いので草原には木が生えてきて、やがて森になってしまうからです。

牛や馬の放牧地は草原となるので、動物を飼い始めた縄文時代後期(約4000年前)から弥生時代(約2000年前)にかけて、草原ができるようになったと考えられます。

日本書紀の和歌にも『芝』らしき記述が見られるものが、日本の歴史上確認されている中で最も古いとされており、万葉集(770年頃)の中には『しばくさ(志婆草・柴草)』という語が見られます。
ここでの芝はおそらく自生する日本芝の一種、野芝(ノシバ)ではないかとされていますが、疑問の声もあります。

また、今から800年ほど前の平安時代に書かれた『作庭記(さくていき)』(日本最古の造庭書)という庭作りの本に、『しばをふせ』という表現がでてきます。
これは芝生のことであり、この中の芝は野芝(ノシバ)のことだとされているようです。
このことから、遅くとも平安時代には庭に芝生が植えられており、造園植物材料としてすでに認識されていたことがわかります。

明治時代に入ると諸外国との交流が活発化すると、各地で西洋芝が導入されました。
日本で最初にできた芝生の公園は、明治時代に作られた日比谷公園の芝生広場ですし、最初のゴルフ場は、ちょうど同じころ、神戸の六甲山に作られました。

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